東北大学の2講座募集開始!「解明:オーロラの謎」「memento mori-死を想え-」

お知らせ


JMOOCはJMOOC公認プラットフォーム「gacco(ガッコ)」において
東北大学の2講座の募集を開始しました。受講登録をお待ちしています。

■「解明:オーロラの謎」

 寒い地域の夜空を彩るオーロラについて、光る仕組み、出現の特性、突然爆発する様子、そして、オーロラのエネルギーの流れなどについて講義します。
 講師は、人工衛星による宇宙観測を推進している宇宙科学研究所にて、オーロラ観測衛星プロジェクトに携わり、オーロラ研究の最前線を経験したのち、安全な宇宙開発のために、JAXAにて、太陽環境変動の研究を進めました。そして、現在、東北大学惑星プラズマ・大気研究センターにて、望遠鏡群を用いて、太陽惑星環境を研究しています。
 今回の舞台は、地球周辺の宇宙空間ですが、木星や土星にも、オーロラ現象は見られます。これらの惑星のオーロラの原因は太陽であることが、人工衛星や惑星探査機の活躍によって、明らかになってきました。太陽表面の絶え間のない変動、特に黒点の変動と、その影響を強く受ける惑星周辺の宇宙空間について、最新の人工衛星と地上望遠鏡の成果を基に、解説します。
 そして最後に、地球のオーロラの光が、生命活動によって作られた酸素の光であることを確認し、これから始まる地球外生命探査の可能性で締めくくります。

▼開講日:2020年6月24日
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解明:オーロラの謎

 

■「memento mori-死を想え-」

 memento moriというラテン語は「死を想え」という意味で、現在は幸せに生きている自分自身もいずれは死を迎えることを忘れるな!という警句です。特に中世末期のヨーロッパ、ペストが蔓延するなどして逃れようのない終末観の中で享楽的な生活におぼれるキリスト教徒に対して発せられたこの言葉は、現世での楽しみや贅沢が虚しいものであることを強調するものであり、来世に思いを馳せるきっかけとなりました。 ”Man is mortal.(人は死すべき存在である)” と言われるように、われわれ人間はいつか必ず死を迎えます。しかし死んだらどうなるのかと言った、古い時代からの永遠の疑問は、未だ解き明かされないままです。死後世界へと旅立った人々の誰一人として、この世に戻ってきた人がいないからなのでしょう。

 そのため正解のわからない死をめぐって、人はさまざまな生活様式(=文化)を創造してきました。授業では現代日本人の死の文化を中心に、「死」について考えます。

▼開講日:2020年7月15日
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memento mori-死を想え-