JMOOCが2020年度経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリー事業に採択

お知らせ


JMOOCは、このたび経済産業省の「未来の教室」事業における、STEAMライブラリー事業のコンテンツ制作事業者に採択されました。

経済産業省では、2018年度より未来の教室のコンセプト全体の成果を実証事業で多数創出しています。今年度は、特に「学びの個別最適化」と「学びのSTEAM化」にフォーカスし、実証事業に取り組んでいます。

JMOOCは、STEAMライブラリー事業で、国内最先端の研究者による、理論から実践までを網羅した包括的なAI学習講座を、株式会社ドコモgacco、株式会社ネットラーニングと連携して制作します。
講座は、AIの基礎を習得するための「理論編」と、その理論が、実際の社会・ビジネスでどのように活用されるか具体事例とともに探求する「活用編」の大きく2つの構成に分かれ、体系的に学べるよう工夫されています。
さらに、高校生のみならず、社会人のリカレント教育にも活用が可能な講座を目指し、事業を推進していきます。

【STEAMライブラリー事業の概要】
現代の世界共通の教育キーワードの一つが「STEAM(Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(人文社会・芸術・デザイン等) and Mathematics(数学))」です。
この言葉は、工業化社会での均質な労働力輩出に適合した「教科タテ割りの、詰め込み勉強」から、人がAIと第四次産業革命の世紀に価値を生み出す力を養う「学際研究的で、創造的な学び」へとシフトさせていく考え方です。

こうした世界的潮流の中、文部科学省の学習指導要領に基づき、高校では2022年度から「総合探究」「理数探究」「公共」などの教科がスタートします(小中学校についても探究的な学びの強化が謳われています)。経済産業省ではこれに合わせ、授業にも個人探究に使えるデジタル教材集を国内外の教育産業と学校・研究機関・産業界との協力によって開発し、「STEAMライブラリー」を試験構築します。
来年3月より、高校生も中学生も小学生も教師も保護者も、どなたもこのデジタル・ライブラリーにアクセスし、授業や家庭学習場面で供用いただけます。

掲載されるコンテンツ群は、「未来社会の創り手」になる子ども達が挑戦すべきSDGsの17テーマを意識して整理し、従来の科目の枠組みに捕らわれない統合的・学際的な社会課題や、生徒達にも身近な生活課題のテーマを揃えます。
このライブラリーの活用によって生徒や教師の中に「ワクワク」が生まれ、探究の入り口、イノベーターへの道が開くか、この点の実証を、教育現場や文部科学省、学界・産業界からも御意見をいただきながら進め、随時改良していく予定です。

※経済産業省ニュースリリースより抜粋
【詳細について】
https://www.learning-innovation.go.jp/news/verificationoperator2020/