fuuさん
団体職員 / 50代
今、私たちは大きな変化の中で生きています。社会の仕組みも価値観も変わって行く中で、何が何だかわからぬままに流されていくのはイヤだと思うなら、やはり学ぶ事は大切だと思います。原発は必要なのか？憲法は変えるべきなのか？それらの疑問にどうして自分の意見が持てないのだろうと考えていた時に偶然出会った言葉が「人学ばざれば道を知らず」です。
そうか、学ばないから解らないのだ、と、こんな当たり前の事に気付きました。そんな時こちらもまた偶然に出会ったのがJMOOCの公認プラットフォームである”gacco”です。講座No.001「日本中世の自由と平等 」から始めて2年半もの間、様々なジャンルの講座を受講してきました。正直「学べば学ぶほど道は解らず」と思うこともありますが、まだまだ道半ばという事でしょう。 “gacco”や“OpenLearning”の講座は、1回の講義が10分～20分程度に設定されていることが多いため、日常の中に取り入れやすく、私は通勤の電車内や職場のお昼休み、待ち合わせのコーヒーショップなどでもスマートフォンを使って受講したりしています。また、多岐にわたる講座があるので、未知の分野にチャレンジしたい人やスキルアップを目指している人、資格取得のために勉強したいと思っている人にとっても、もしニーズに合った講座が見つかれば、その受講はきっと役に立つと思います。 
かつて、休日にパソコンの前で眉間にしわを寄せてレポートを書いていたら、家族に「そんな役に立たない事をして何になるの？」と言われた事があります。確かに、最後まで頑張って合格ラインに達すると手に入る修了証は、それで何かの資格になったり、履歴書に書いて役に立ったりすることはありません。でも私は楽しいから学んでいて、この学びが全く役に立たないかと言われるとそうでもないのではないかと思います。 様々な年代の人が、様々な目的で、様々なやり方で学ぶ事が出来る“ＭＯＯＣ”の存在をもっと多くの人に知ってもらい、活用してもらい、楽しんでもらって、「あの講義、おもしろかったよね」と話せる人が周りに増えたら嬉しいですね。
