りょうさん
経営者 / 40代
2年前に一般企業勤務から独立し、起業しました。会社員時代は、学習するきっかけや時間を作ることは出来ませんでしたが、起業するにあたり、改めて自分に足りないスキルや知識を身に付けたいと考えていたとき、タイミングよく出会ったのがJMOOCでした。大学レベルの学びを、しかも無料で提供してくれる場に、大きな魅力を感じました。
ビジネスで話材となる幅広い知識・教養を得る
経営者は経営の勉強のみしていればいいかと言うと、決してそうではありません。幅広い経営者層の方々とお会いする中で実感するのは、魅力的な経営者ほど、幅広い知識と教養を持っているということ。また、それら含蓄ある話に生半可に相槌を打つだけでは、相手にすぐに伝わってしまいます。その意味でもMOOC講座は自らの話材となる知識を蓄積し、話題を広げるために、大いに活用できました。
最新の知にふれる充実のラインナップ
JMOOCでは、各分野の第一線で活躍する研究者たちの新しい研究成果を、体系的かつコンパクトに学ぶことができることに大変満足しています。学んで無駄だったと後悔した講座は一つもありません。特にここ数年、巷でも話題になっている「アドラー心理学」は、ちょうど私自身も気になっており、人との接し方など、「コミュニケーション」の基本に立ち返り学ぶ上でも大変参考になりました。また、担当された向後先生のプレゼンテーションが見事だったことも、講座にのめり込んだ理由の一つです。
大学の「いま」を知る貴重な機会に
受講する講座は自分の人生や仕事にプラスになるかどうかを軸に選びます。ネームバリューがあっても必ずしも優れているとは言い切れないので、講座は有名、無名問わず幅広い選択肢から選びます。ただ唯一の例外は、エジプト学の吉村作治先生の講座です。かねてより考古学に興味があり先生の著書にも慣れ親しんでいたことから、吉村先生のお名前を見てすぐに受講を決めました。
大学を卒業して一旦社会に出てしまうと、大学の「いま」にふれる機会はなかなかありません。そのような中でJMOOCは、魅力ある大学につながる良い機会になっていると感じています。かつて知らなかった大学であっても、「こんなことを教えている」ということを知るきっかけにもなりました。もちろん、講座を提供した大学への印象も、ぐっと良くなりましたね。
