若手技術者向け社員教育のコストを大幅削減！
学び直しの為の理工系基礎科目オンライン講座を無償提供

一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会（所在:東京都文京区、理事長:白井克彦 (放送大学学園理事長)以下、JMOOC）は、主に若手技術者を対象にした理工系基礎科目のオンライン講座を2017年1月から無償提供致します。
それに伴い本日12月1日より受講受付を開始します。

従来、企業においては、社会人としての基礎的スキルや各企業固有の知識、スキルを付与することを目的に、新卒者に対して入社時及びその後数年間に渡り、集合およびOJT形式での研修を実施してきました。特に技術系職種においては、基礎的知識の他に、各分野で必要な知識・スキルを付与する必要があります。一方、昨今では、技術分野の拡大やビジネススピードの加速などにより、企業内での基礎知識付与型の研修が困難になってきている背景があります。また、特に技術系新卒者には修士課程修了者も多く、専門的知識は深いものの基礎的知識の幅が狭く、必ずしも企業側の要請と新卒者の現状が合わない実態が浮き彫りになっています。

これら実態については、文部科学省と経済産業省が共催した「理工系人材育成に関する産学官円卓会議（※1）」において、企業と教育界のミスマッチ防止および人材教育費のコスト削減、そして社会人の学び直しへの対策の一つとして、オンラインでの教育が有効であるとの指摘がなされています。

この度、JMOOCでは、日本経済団体連合会と共同で、メーカー勤務の若手技術者に対してアンケートを実施し、実際の学び直し結果に基づくニーズの高い科目を洗い出し、それらをJMOOCのオンライン講座として無償で提供することにいたしました。まず第一弾として、2016年度中に以下12講座の受講受付を開始します。また、当講座の無償提供に加え、JMOOCにご入会いただき、組織単位でご受講頂くと、受講結果を一括してフィードバックするサービスを提供いたします。

これら講座の活用により、企業側は成果の可視化される人材育成を効果的、効率的に実施することが可能となり、また、社会課題の解決にも寄与すると考えております。なお本基礎科目シリーズは、今後2017年度中に約30科目を展開予定です。

■理工系基礎科目提供講座（第一弾12講座）　　
　富士通株式会社提供「Fisdom」（※2）より講座配信

＜電気系科目＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

＜機械系科目＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

＜その他科目＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

■組織単位でのご受講時のフィードバックデータ（JMOOCへのご入会が必要です）
・氏名
・メールアドレス
・受講登録単元
・単元終了結果（点数および合否）
・科目修了証の有無
※2017年4月からサービス提供予定
※JMOOCご入会についてはこちらをご確認ください　　

■第二弾（2017年度以降）開講科目（予定）
・情報系、化学系科目を中心に検討中（10〜15科目程度）
・機械系科目における未開講科目「材料力学」「熱力学」
・全体で約30科目を展開予定

※1：理工系人材育成に関する産学官円卓会議
理工系人材育成戦略を踏まえ、同戦略の充実・具体化を図るため、産学官の対話の場として設置。同会議において、産業界で求められている人材の育成や育成された人材の産業界における活躍の促進方策等について、産学官それぞれに求められる役割や具体的な対応を検討するもの。

※2：「Fisdom」
JMOOC公認プラットフォーム。2016年2月開設。富士通株式会社が提供・運営。高度なセキュリティと信頼性を実現。これまでに金沢大学を始めとする大学の4講座を配信（受講募集中を含む）。
・「Fisdom」公式ホームページ：https://www.fisdom.org/

■JMOOC理工系基礎科目講座展開の詳細については、こちらをご確認ください。

＜本件に関する問い合わせ先＞
一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会（https://www.jmooc.jp/）
〒101－8301　東京都千代田区神田駿河台1-1　明治大学グローバルフロント
JMOOC事務局　（担当　竹岡、永井）
電話：03-3295-3555