オンライン授業に関するJMOOCワークショップ

お知らせ


 新型コロナウイルス感染症の世界的拡散による教育継続の対策として、多くの教育機関でオンライン授業が一気呵成に導入されました。JMOOCは、発足以来これまで多くのオンライン授業を配信してきており、その実績報告や今後の問題などを掘り起こし、対面授業に比べてオンライン授業がどのような新しい教育の可能性をもたらすのか等、以下の4つのテーマによるワークショップを開催します。

 ぜひ多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

当日のアーカイブは、以下の各リンクからご確認ください。

<プレイベント>

・新型コロナウイルス流行下での教育・研究の継続方法に関する報告会
開催日時:2020年4月10日(金)13:30~15:40

【概要】
現下の新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、各大学において教育・研究の継続に向けた様々な対策、検討をできるだけ早く進め、できるだけ幅広い対応策を用意する必要があります。JMOOCでは、まだ手探りの状況の大学が多い中、多くの大学間での情報共有を行うためのWebシステム会議「新型コロナウイルス流行下での教育・研究の継続方法に関する報告会」を開催しました。

1.ネットワーク授業と新しい大学

【概要】
コロナ対策を機に多くの大学で、ネットワーク授業が導入されました。このことは、大学の授業が、主に教室内で行われてきたのに比べて、多くの新しい可能性をもたらしています。この可能性は、多岐にわたりますが、それらを分析し、教育、学習をいかに効果的に実現するかについて、深くまた現実的に検討する必要があります。具体的には、JMOOCの講座、各大学教員の担当する授業などについて、教員および学生が参加して授業内容や学習方法、授業の運営方法、学習に対する評価方法、さらには、単位の互換などのシステムの問題などを議論して、新しい大学の可能性を探求します。

【これまでの開催状況】
・『ネットワーク授業の隠れていた力を引き出す』2020年5月30日開催

・『オンライン授業の実践から見えてきたこと』2020年6月20日開催

・『アクティブラーニングをオンライン授業で!』2020年7月4日開催 

・『成績評価と学習データの活用』2020年7月25日開催

・『応急措置のリモート授業から質の高いオンライン教育へ~学習者中心モデルを目指して~』2020年8月1日開催

2. e-ラーニングの進歩

【概要】
JMOOCの会員企業は、e-ラーニングに色々な面で関わっています。大学教育から企業内研修、一般社会人学習、初等中等教育まで、広い切り口で、各企業がもつシステム、ソフトウェア、サービスなどの紹介を行い、広く利用を促すと同時に意見交換を行い、授業内容の改善に役立てます。

【これまでの開催状況】
・『今、求められる新たな学び ~ポストコロナ時代の教育プラットフォーム~』2020年6月9日開催

・『ポストコロナ時代のeラーニングシステムの在り方:デジタルエコシステム・相互運用性・IMS技術標準』2020年6月30日開催

・『ポストコロナ時代に問われる授業用コンテンツの共有とeラーニングの進化』2020年8月18日開催

3.初等中等教育のICT化

【概要】
現在、初等中等教育においては、GIGAスクール構想が強力に推進されようとしています。最大の課題は、教員側がこれを主体的、有効に生かすことであり、教員の働き方改革という面でも、効果的である必要があります。また、全国の教職員の交流の場を提供します。

【これまでの開催状況】
・『初等中等教育を取り巻くICT環境』2020年6月20日開催

 

4.大学の国際化の新展開とリスク管理

【概要】
今回の新型コロナの影響がどのように出るのかは、予断を許さない状況にあります。国として対処できる事項と、各大学がするべきことを早く検討するべきです。今後の感染症等のグローバルな危機に対して、最近大きな話題となった、9月入学の問題も存在します。ネットワーク授業を利用した様々な短期的、長期的な課題の対処方法の検討を進めます。

【これまでの開催状況】
 ・『ポストコロナ禍時代の大学教育』2020年7月4日開催 

・『海外大学のオンライン教育の取り組みとそこから学べる教訓』2020年8月8日開催

・『IT人材獲得と育成のグローバリズム』2020年8月29日開催(講演動画・資料を公開しました)